小学2年生の息子がいじめられていることがわかった時、行動して良かったこと、後悔したこと

子育て

我が家には小学2年生の息子がいます。小2の夏、ある出来事で息子へのいじめが発覚しました。この記事では、いじめにあった子供の親として、その時の思いや、実際に起こした行動の内容、こうすればよかったという後悔の念を記録にまとめました。同じように、子供がいじめ被害に遭われているという方も多いとおもいます。一つの事例として参考にしていただければと思います。

いじめを認知するまで

学期の終わり頃、ちょうど日も長くなってきたので、学童から一人で帰る日を週に1~2度作っていました。私が帰宅すると、息子が服についた汚れを洗っていたので、「汚れたの?」なんて気軽に話しかけていたのですが、その汚れは友達によって付けられたということがわかりました。話を聞いていくと、

  • 道路に落ちている空き缶を投げつけられた
  • その空き缶には飲み物が残っていて、それが服にかかった
  • 加害者はA君、B君、Cさんの3名で、頻繁に意地悪をしてくる

これらのことがわかりました。今回の件で顕在化しましたが、どうやらいじめは少なくとも2年生になった頃から発生していたようです。

意地悪な女子がいる

小学1年生頃から、「意地悪な女子がいる」という話はたまに聞いていました。しかし、当時は、そうは言っても低学年、「うちの子からもちょっかいを出していたのだろう」。そう言って、息子の話を流してしまっている自分を後悔しました。どうやら今回のいじめは、このCさんが主犯格であり、残りのAくん、Bくんは流されるまま、共犯者となっていたようです。

うちの子はいじめられやすい子なのか?それは学校生活や学童での過ごし方を直接見たことがないため、なんとも言えませんが、明るくお調子者の彼は、もしかしたら周りから見たら、からかいやすい子として見えるのかもしれません。しかし、だからと言って、いじめのターゲットにして良い訳がありません。

怒りが頂点に!母親として起こした行動について

まず、息子からいじめの話を聞いた時、とにかく頭にきました。ぐにでも相手の親に連絡し、謝罪を求めるべきだ!と。しかし、低学年の子供からの情報ということもあり、「自分がどのようなことをされたか」「どんなに嫌だったか」という情報が先行していたため。今まで起きていた息子へのいじめを俯瞰視できるよう、学校や学童の先生、スタッフに事態を共有し、解決への道筋を相談することにしました。そして何より、親の私たちは、どんなことがあっても息子の味方であることを、本人にしっかり伝えました


そして、その日のうちに学校の先生、と学童のスタッフに連絡を取り、面談の日程を取り付けました。
いじめが発覚した日のできごとは、学童の帰り道に起こったことのため、学校や学童側が、主体的に解決してくれるかどうかわかりませんでした。そのため、学校側へも学童側へも、いじめに対して「状況把握を進め、解決に至るまで行動してくれるかどうか」、また解決に向けて行動してくれそうにない場合は「こちらから加害者の親に直接連絡謝罪を求めたいこの2点を伝えました。

学校・学童の反応について

学校や学童に息子がイジメに遭っていること、解決に向けて行動をとりたいということを伝えると、両者とも同じような反応が返ってきました。

  1. じめは把握していなかった
  2. すぐに当事者を集め、実態の把握と解決に向けた対応を取る
  3. 加害者の親への連絡は待ってほしい

この3点です。親の目の届かないところで話し合われるため、結果を必ず翌日に連絡してほしいという旨を伝え、一旦学校と学童にこの事案を預けることにしました。

低学年におけるいじめ加害者の実態について

翌日、学校や学童から連絡があり、いじめがあった事実と、それに対する当事者間で謝罪が行われたことこの2点について報告を受けました。また、学童において、加害者3人と被害者である息子、それぞれと学童の責任者一対一で面談が行われたそうです。

主犯格の女の子であるCさんは、息子に対するほとんどのいじめ行為に対して、全く罪悪感無いと回答したそうです。つまり、完全に倫理観が欠如している状態と言えます。これに関してはとても驚きました。ですが、最近ではこういう子が増えてきたとは聞いていましたが、家庭ではかなり甘やかされて育てられているようです。他の2名は最悪感がなかったわけではなく、Cさんの行き過ぎた行為に対してはストッパー役になっていたそうですが、面白半分でいじめに参加していたのには変わりありません。

いじめに対する学校・学童の対応で納得のいかないこと

今回、うちの息子がいじめの被害者になり、加害者の親にどうしても知ってもらい、謝罪の言葉が欲しかった。しかし、それは叶いませんでした。喧嘩で大怪我をしたわけでもありませんが、我が子は長期的、かつ一方的ないじめに遭っていて、かつ物を汚されています。小学校や学童側は、「子供の道徳観念の成長のため」「社会性を育むため」という言い分を話し、加害者の親への認知を避けました。確かに子供同士でいじめとは何かを考え、社会性を身につけることも大切です。

しかし、親には保護責任があります。ましてや小学校低学年の子供が起こした行為、行動を把握し、責任を負う必要もあると考えています。学童側にも強くアピールし、加害者の子供に対し、「次に誰かをいじめた場合、親に報告し、学童を辞めてもらう」と伝えたようです。今回は学童、学校の先生の顔を立て、干渉するのはここまでにしました。

我が子がいじめられている時にとるべき行動

なんとかいじめを解決し、約3か月が経ちました。それ以降、いじめ加害者の中心人物である女の子からの姑息ないじめは無くなったようです。加害者本人はとても気を落とし、意地悪キャラから、暗い物静かなキャラになったとか。かなり反省したようです。息子を褒めたいのは、そんな彼女を遊びに誘っているようで、今では仲のいい友達なんだとか。最後になりましたが、自分の子供がいじめられていることがわかった時、とるべき行動をまとめました。

  • 親は息子・娘の味方であることを本人にしっかり伝える
  • いじめられた場所(学校・学童・習い事)のスタッフ、先生に状況を伝え、解決と再発防止を促す
  • 完全に解決するまで、学校など教育機関へは情報共有(報告、連絡)を要求する

※学校・学童側が状況把握、いじめの解決に行動を起こさないことは稀です。しかし、あなた(保護者)への連絡は疎かになる場合があります。その場合は、学校側に任せっきりにするのではなく、「◯◯日までに結果を連絡してください」と必ず伝えるのがオススメです。

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