頭のいい子供に育てるには「本質を見抜く力」と「集中力」を身につけさせる

子育て

頭のいい子供に育てるには、母親・父親の立場としてやるべきことは何なのでしょうか。これは、子育て中の親の永遠の悩みの一つとも言えるでしょう。この記事では子供の物事の捉え方、考え方にフォーカスしていきたいと思います。どうせなら頭のいい子供に育って欲しいと思う人も多いでしょう。一方、周りの子供を見ていて、「あ!この子は頭がいいな!」と感じることも多いとおもいます。そんな子供たちにはどのような特徴があるのか分析してみました。

 

 

頭のいい子供とは?

以前、他の記事で「頭のいい子供とは?」という私が考える定義を5つ述べました。

  1. 論理的な考え方ができる
  2. 説得力のある話し方ができる
  3. 周りの人との協調性を持っている
  4. 感性が豊かだ
  5. 集中力がある

 

 

これらはどちらかというと、対人関係において明らかになる項目です。子供と喋ったときに、大人の視点から判断しても説得力のある話し方をしたり、同世代の子供達との良好な関係性などについて述べました。今回、頭のいい子供に育てる方法第2弾として、「物事の考え方や取り組み方」についてお話ししたいと思います。

 

 

 

頭のいい子供は「本質を捉える力」を持っている

まず、子供自身の身の回りに起こることに対して、子供たち自身がどのように捉え、考えられるのか。また、子供が分からないこと、まだ知らないことを周りの母親や父親はどのように伝え、教えるべきなのか。ということについて述べたいと思います。

 

 

 

皆さんは「本質」という言葉をお聞きになられたことはあるでしょうか。広辞苑で調べると、

「そのものとして欠くことができない、最も大事な根本の性質・要素。」

と書かれています。読んで字のごとく、物事の本来意味するところ。この「本質」への理解力こそが、子供の頭の良さを左右するポイントになってくると考えています。具体的な例を示します。

 

 

 

「なぜ勉強しなければならないの?」

子供からこのようなことを聞かれたことがある方も多いと思います。まだ聞かれたことがない方は、回答を考えてみてください。

 

・いい仕事について、将来困らないようにするため
・学校の成績を上げて、いい大学に入るため
・勉強できないと将来困るよ
・お友達に負けないようにするため

 

 

 

などなど、様々な回答が挙がると思います。私はいずれの回答も正解で、間違っていないと思います。しかし、将来困らないようにすることも、大学に入り、良い就職先にはいることも、全て「目的」ではないでしょうか。子供たちにとって、それらの目的は、目的として認識されているのでしょうか。あまりにも漠然としていて、大学とは何か、就職とは何か、そもそもその理解力を子供たちは持ち合わせていません。

 

 

  • いい仕事って何?
  • いい大学って何?
  • 将来どう困るの?
  • どうして負けるといけないの?

 

 

このような質問責めに合うかもしれないですね。それらに対して回答してあげるのも大切ですが、湧き出た疑問点。つまり「まだ知らないこと、まだわからないこと」を、解き明かしていくのが勉強の本質ではないでしょうか。さらに深掘りすると、勉強とは、わからないことを知るための武器を身につけること。それらを解き明かして将来子供達自身が、人生の岐路に立った時、自分のためになったり、自分が楽しいと思う方向に進むために必要な選択肢を増やし、決断するための準備こそが勉強の本質です。

 

 

 

高校生や大学生ならまだしも、小学生くらいの子供たちに、目的意識を持って勉強することは難しいのです。成績を上げるため、受験のために勉強することも大切ですが、報酬だけに目が行くと、非常に表面的でプロセスを楽しめない子供になってしまいます。わからなかったことが初めてわかる喜びや、目の前にある事象や問題の奥を解き明かしていく喜びこそ子供たちに知ってほしい勉強の本質です。

 

 

もちろん、その本質に目を向けられるかどうか、本質を捉えた上で楽しめるかどうかは、「子供が勉強に対してどのような意識を持っているか」にかかわってきます。母親・父親としては、勉強自体を教えることも重要ですが、その向こう側にある本質を「どのように子供たちへ伝えるか」が頭のいい子供に育てるためのキーポイントとなり、それらを探っていくのが親の役割です。

 

 

勉強以外の場面でも…

勉強の本質というと、非常に堅苦しいイメージがあるため、もう少し柔らかく、馴染みやすい話もしてみましょう。

 

 

5歳になる長男は、今年の目標に「速く走れるようになって、運動会のかけっこて一番になり、金メダルをもらいたい」と言っていました。目的は金メダルをもらうことです。

 

 

 

例えば、同じ金メダルをかけっこで一番になっていないのに与えたらどうなるでしょうか。確かに嬉しいかもしれませんが、速く走れるようになって、運動会で一番になるという本質から逸脱してしまいます。結果は金メダルを手に入れたのだからどちらも同じなのですが、重みが全く違います。子供が走る練習をして、誰よりも速く走れるようになり、運動会で一等賞を取るという本質を捉えたプロセスと、何も努力していないのに結果を手にしてしまった場合と、どちらの金メダルが心に残るでしょうか。

 

 

 

 

おそらく普段の練習で徐々にタイムが縮まる過程は非常に喜びに溢れる瞬間でしょうし、母親や父親から「前よりも速く走れるようになったね!」と言葉をかけてもらえることもあるでしょう。運動会で金メダルを取る。という目標を達成する上で、その本質さえ捉えていれば、金メダル以外にも子供たちにとって喜ぶべきものはたくさん得られるはずなのです。

 

 

 

仮に表面的な報酬の獲得にしか目が向けられない子供であれば、金メダルを貰えなかったら、おそらく即挫折感をあじわうことになるでしょう。最悪の場合、同じことにチャレンジすることはなく、1つのことを追究することができない子供になってしまう恐れがあります。

 

 

 

このように、物事の本質を捉え、いかに努力し、プロセスを楽しめるか。結果が良ければなお良しですが、遊びにも、運動にも、勉強にも同じことが言えます。それこそが物事の本質を捉える考え方を育むことなのです。

 

 

 

 

本質を捉えること力は集中力がないと発揮されない

ここまで、頭のいい子供に育てるには、本質を捉える考え方が大切だと述べてきました。子供達の考え方で、頭の良さに直結することがもう1つあります。それは「集中力」です。子供が、いくら素晴らしい視点を持っていても、深く考える力を持っていても、その実力を発揮する力がなければ何も役に立ちません。それは、普段の生活から垣間見得ます。

 

 

 

・子供が宿題をやり遂げるのに何分費やしていますか?
・幼稚園や小学校の準備に子供はどれくらいかかっていますか?
・子供が朝ごはんや晩御飯に費やす時間は?

 

 

 

 

もちろんこれらの項目は早ければ良いというものではありませんが、子供の集中力を図る尺度としては十分です。あまりにも子供が準備に時間をかけすぎていたり、ご飯を食べるのが遅すぎたりする場合には、集中して物事に取り組める環境を整えるのも父親や母親の大事な役目です。

 

 

 

集中力を高める方法

今やるべきこと以外の興味を引くものから隔離する

食事時であればテレビなどの情報をシャットアウトする。勉強するときは広い机を子供に与え、おもちゃや漫画などがめにはいらないようにするなど、工夫が必要です。今目の前にあり、取り組もうとしている内容がどれだけ身につくかは、集中力次第であり、今後の子供の頭の良し悪しに直結します。

 

 

 

時間を区切る、勝ち負けをつける

カウントダウンや勝ち負けが絡むと、人間の性として急ごう!頑張ろう!という意識が働きます。少し強引ではありますが、短時間で集中して物事に取り組むにはとても友好的な方法です。

 

 

 

できた時には褒める

少し苦手なことや、面倒と思うことも、子供達ながらに沢山あります。それらに取り組むことで、褒められ、いい気分になることが重要です。時間を区切り、勝ち負けをつける際も、最初と最後は少し甘やかして、わざと間に合わせたり勝たせることも重要です。

 

 

 

最後に

以上のように、頭のいい子供とは、本質を捉える力を持ち、集中して目の前の物事に取り組むことができる子供のことを言います。学校の成績が良い・スポーツができる・良い学校に通っているという情報は、非常に表面的な評価にすぎません。社会人になると、自分の努力と結果が全て評価されるということはまずあり得ません。こんなに努力したのに…、ここまで頑張ったのに…と、悔しい思いをしたことがある人も多いでしょう。子供のうちは、努力したプロセスもしっかり評価されます。今のうちにその「本質」を捉え、楽しむ癖をつけておいたほうが良いでしょう。

 

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