頭のいい子を育てるために母親が気をつけるべき5つのこと

子育て

子育てする上で、どうせだったら賢い子に育てたい!頭のいい子に育って欲しい!というのは親の本望ですよね。人間は他人と自分、他人の子と自分の子を比べずにはいられない。それも悲しい性なのですが、自分や自分の子が人よりも優れていたら嬉しい気分になりますし、逆に他人や他人の子供の方がの方が優れているように見られているのであれば、自分も!我が子も!と様々なことにチャレンジしたり、前向きな気分になれることも事実です。

 

周りの子供、周りのお母さんの子育てを見て、空回りして、自分や我が子を追い込むような子育ては反対です。しかし、冷静にいわゆる「デキる子供のお母さん」を見ていると、学ぶべき点も多く、自分の子育てに活かせることもたくさん見つけられます。今回は、賢い子供、頭のいい子どものお母さんたちに学ぶ、「頭のいい子を育てるために母親が気をつけるべき5つのこと」を考えていきましょう。

 

 

頭のいい子供、賢い子供とは

頭の良さ、賢さを推し量る物差しはたくさんあります。勉強ができる、説得力の話し方ができる、語学に堪能だ、など様々です。しかし今回は、何をするにも必要になってくるポイントに絞って考えていきましょう。この記事で扱う子供の「賢さ」「頭の良さ」に必要な要素を以下の5つとしました。

 

  1. 論理的な考え方ができる
  2. 説得力のある話し方ができる
  3. 周りの人との協調性を持っている
  4. 感性が豊かだ
  5. 集中力がある

 

スポーツであれ、芸術であれ、勉強であれ、必要な5項目です。これらの上に得意とするジャンルを形成し、子供達が社会に出た時に、立派に活躍することができるのか。それこそが子どもの頃から垣間見る賢さ、頭の良さではないでしょうか。きっちりと上の5項目を満たせるような成長を遂げるため、子育てに必要なポイントを見ていきましょう。

 

 

 

好きなことをとことんやらせる

まずは何事も興味を持つことから始める。普段の生活でも子供が何かに興味を示すタイミングは数多くあります。特に日々の遊びの時間など。しかし、時間の都合だったり、金銭的な面から今はダメ、先にあれをやってから。といったように自然に興味があることから遠ざけてしまっているケースも多々有ります。

 

 

子供たちが興味を示すものを排除してしまっているということは、それだけ可能性を削っているということでもあります。やるべきことを早く終わらせて、遊びや興味がある事に取り組む時間を作ってあげる事も、母親や父親の使命でもあります。多くの時間が取れない、いろんな事をさせてあげられないと悩んでも仕方ありません。日々の生活の中で、本当に興味があるもの、一番興味がありそうなものを選んでとことんさせてあげ、繰り返しチャレンジさせてあげる事が何より大切です。

 

それを繰り返すことで、これをこうやったらこうなる。という論理的な思考が身につきます。ブロック遊びにしても、公園の遊具遊びでも、お絵かきでも同じこと。さらに繰り返すことで習熟度が上がります。例えば、ある絵本を繰り返し読めば、その内容を覚え、理解することができますよね。サッカーを1週間でやめてしまった子供よりも、1年続けた子供の方がうまいに決まっている。あのボールを取るためにはどれくらいの速さで走り、どのように体を入れ、自分のものにするか、というアプローチを頭の中で考えるのです。

 

 

もちろん、大人であっても子供であっても、頭の中でそのような言葉を理解しているのではなく、感覚という次元まで落とし込んでいるのです。単純に覚えること、慣れることは、賢い子供を育てることとは結びつきません。失敗と成功を繰り返して、こうすればこうなるという理解の上に成り立つ論理的思考がポイントです。

 

理由を確かめる

子供たちが自分の興味があること、今やっていることに対して、どのように思っているかを聞くことは非常に重要です。成功した場合はなぜ成功したのか、失敗した時はなぜ失敗したのか、子供に聞いてみましょう。自分の発言を認めてもらうためには、それなりの理由が必要です。しっかりとした理由があれば、自分の発言に説得力が増し、人の心に響く発言ができるというわけです。

 

親:「どうして今失敗したと思う?」

子「う〜ん、わからない」

 

当然帰ってくる答えです。例えば、自転車の練習で転けてしまった時、

 

  • 目線が下がっていたからバランスを崩したんじゃないかな?
  • 漕ぎ出す勢いをもう少しつけてみたらどう?
  • 足を下ろすタイミングが少し遅かったね

 

 

など、しっかりお母さんやお父さんが観察して正確に伝えてあげることが大切です。時には手を添えてサポートしてあげることも大切です。最初は出来なくて当たり前ですから。そしてできた時、成功した時には、なぜできたか、子供自身の口からその理由を聞いてみてください。できなかったことは子供にとってマイナスのポイントですが、まず成功させることで、できなかった事実は恥ずかしいことではない。努力すればできるようになるから、という思考が生まれます。

 

つまり自分が思ったこと、考えたことへの自信につながります。理由も添えて、しっかり自分の言葉で言い表す練習をしましょう。それらを通して、自分にとってプラスのこともマイナスのことも自信を持って発言することができるようになります。特に以前よりもこの部分ができるようになったね!と変化点を見つけて褒めてあげることも、子供の自己肯定感を育む上で大切だと考えています。

 

成功体験をたくさん作る

興味があることも、繰り返しやればだんだん簡単になってきます。特に単調なものだと子供はすぐに飽きてしまいますよね。長続きさせることも重要です。そのための一つの方法として、子供たちがなにかを達成した時には報酬を与えるという考え方があります。

 

単純に褒めることもその一つ。スポーツで考えると、水泳の進級や、サッカーや野球でレギュラーに入ること、試合で勝つことも大切です。できた時におもちゃを与えるというのは、それをもらうために頑張ってしまうので、習熟度のアップという目的からそれてしまうためオススメできません。その種目、ジャンルで完結できる報酬がいいでしょう。特にチームプレイが必要とされる競技においては、自分の役割が与えられます。守備をするのか、攻撃をするのか、そのような役割を全うすることで、他人の役に立つ。つまり協調性が生まれるようになります。

 

別の話をすると、できるだけ幅広い年齢層の方と出会う機会を与えることも効果的です。おじいちゃん、おばあちゃんが子供の周りにいる場合は、おじいちゃんおばあちゃんとも交流する機会を与えます。子供自身が、周りにはいろんな年齢の人がいて、自分より様々なことができる人もいれば、手助けを必要とする人たちもいるということをわからせます。困っている人がいたらどのようにするべきか、親が身をもって示してあげることも必要です。

 

一方で、子供にはまだそういう考えは早い、という意見もあるでしょう。しかし、子供ながらに自分はどのようにしたらいいか、しっかり考えることは可能です。思いやりに関しては、固定観念が根付いている大人たちよりも素直に言葉で表し、行動に移せる傾向にあります。

 

否定しない

子供の行為や発言を注意したり、時には叱ったりすることも必要です。しかし、なぜあなたは叱るのでしょうか。行儀が悪いから。他の子や兄弟を傷つけたから。ものを乱暴に扱ったから。正当な理由も多いでしょう。子供の成長のためには、間違った行動をしっかり注意してやることも必要です。しかし、忙しい毎日であなたは子供の言うこと、行動を否定しすぎていませんか?

 

 

私たちも経験があるのですが、子供の言動には嘘も含まれます。想像の範疇で言っているのか、ただ嘘を言っているのか、非常にわかりにくいことも多いと感じたことはありませんか?嘘と本当を区別させること、嘘をつくこと自体がダメだということは、しっかり教えないといけません。しかし、きっちりと話を最後まで聞き、それが嘘なのか本人の表現なのかをしっかりと見極める必要があります。子供達の言動を縛らず、自由に発言させ、認めることで表現力や感性が身につきます。

 

 

子供の褒め方

先程、子供に与える報酬として、褒めることをその一つの要素として挙げました。その褒め方にもコツがあります。それは何に対して褒められているのかを明確にする事。例えば、お絵かき一つにしても、

・上手だね〜、上手くなったね〜
と褒めるよりも
・前よりも〇〇が上手く描けるようになったね!

 

とポイントを押さえて、どこがどのように、どの程度上達したのかを伝えてあげましょう。自転車の練習やスポーツはその点柄上手く伝えやすい事柄かもしれません。何でもかんでも褒めるというのも逆効果です。すごいねー、賢いねーという抽象的な褒め方は、根拠のない慢心しか生み出しません。その点、賢い子供や頭のいい子だな、と感じる子供のお母さんは褒め方がとにかくうまいと感じます。

 

子供自身が努力すれば成長できる!いろいろ難しいこともできるようになる!という考えが根底にできると、子供自身が前向きになります。悲観的、否定的な発言が多い子供よりも、多くのことを前向きに捉えられる子供の方が知識や技能の吸収が早く、頭が良くなっていくスピードも速いのは当然考えられること。最初は出来なくて当然ですから、褒めて伸ばすことを忘れず子供の成長を見守りましょう。

 

最後に

頭のいい子、賢い子、表現は様々ですが、我が子にはしっかりと物事を考え、周囲を見渡し自分を表現できる子供育って欲しいですよね。周りの子供たちを見て、この子は頭がいいな!と感じたら、その子のお母さんの振る舞いや褒め方を観察して見てはいかがでしょう。自分と見比べて違うところを変えていくのも一つの方法です。

 

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