子供ができた。家族で旅行したいが、いつになったら連れて行けるのだろう?
赤ちゃんを旅行に連れ出すのはおすすめできません。温泉や観光地を、ある程度理解して楽しめるのは3歳前後からだと思います。多くの旅行に関するサイトの記事には、「首が座れば大丈夫」「生後半年くらいから」など、もっと早い時期から旅行は可能と書かれていることが多いです。しかし、小さすぎる子供を連れた旅行には、多くのリスクを伴います。
まず初めに
私が初めて子供を連れて旅行したのは、子供が3歳になる前でした。特にトラブルもなく、十分に楽しめましたが、それでもまだ少し早かったかな?と感じました。特に怪我、病気など、何かあった時に診てくれる病院が少ないことが理由に挙げられます。乳児、幼児を積極的に診察、処置してくれる病院はごくわずかです。
また、感染症のリスクや周囲の方への迷惑となる可能性も否めません。多くの観光スポットは乳幼児向けに作られていないため、子供だけでなく、親への負担も大きいことをお忘れなく。何より、あまりにも小さい子供だと、旅行自体の楽しみ方を知りません。家でおもちゃで遊んだり、公園に出かける方がよっぽど魅力的です。それら、子供の安全性や旅行自体を楽しめるかどうかを踏まえた上で、この記事を読んでくださると助かります。
どんな場所がおすすめ?
3歳前後のお子さんであれば、あまり遠出はせず、露天風呂付きのお部屋のある温泉宿がおすすめです。ホテルや旅館で過ごすことをメインに計画を練られることをおすすめします。
5、6歳のお子さんであれば、USJやディズニーランドなど、テーマパーク目当ての旅行を楽しめる頃になります。隣接したエリアのホテルを利用すれば、夜までテーマパークを楽しんだ後、すぐにくつろぐことができるため、とてもおすすめです。
小学校高中学年〜学年になると、季節を問わず、海、山のアクテビティを積極的に楽しむことができるため、スキーや海水浴、キャンプを交えた旅行計画も魅力的です。
おすすめの時期は?
子連れ旅行におすすめの時期は春と秋です。
- 夏は熱中症のリスクが高い
- 冬は防寒着などの荷物がかさばる
これらが理由です。人混みを避ける目的から、ゴールデンウイークやシルバーウィークなどの大型連休を避けられるのであれば、尚良いかと思います。しかし、春と秋は雨の多い季節でもあります。屋外の観光スポットだけでなく、屋内施設も候補に盛り込んでおくことをおすすめします。小学生にもなれば、体も成長し、できることも増えるため、春夏秋冬それぞれのアクテビティを楽しめるようになるので、できることや季節のバリエーションはぐんと広がります。
おすすめの交通手段は?
3歳前後の子供連れ旅行の場合、断然車移動がおすすめです。移動時間も2時間以内の近距離だと、途中休憩を挟みつつ、子供が退屈する前に目的地に着くことができるでしょう。ただし、3歳前後というのはいろんな乗り物に興味のある年頃。電車、飛行機などに乗りたいと主張することもあります。
しかし、多くの子供は乗り物を見ることが好きなため、乗って移動することに関しては無頓着です。最初の10分くらいは外の景色を見て楽しんでくれますが、次第に退屈してくるため、退屈凌ぎのおもちゃ、空腹を紛らわすおやつなど、暇つぶしあいてむは必ず持っていきましょう。電車の乗り継ぎや、乗り換え時間はいつもより10分〜20分長めに見ておくことをおすすめします。
子供連れの旅行のポイント
持ち物は不足なく、コンパクトに
赤ちゃん連れの場合は持ち物のほかに、ベビーカーが必須になります。個人的にキャリーケースはおすすめできません。ベビーカーとスーツケースで両手が塞がってしまうからです。おすすめなのはバックパック。登山などで見かける大きめのリュックサックです。オムツやおしぼり、飲み物など、最低限の必要物品はベビーカーに備え付け、宿泊時にしか必要のないものは背負ってしまいましょう。
観光スポットは一日一箇所が基本
小さな子供にとって移動が何よりも苦痛です。長時間の移動でぐずってしまい、大声で泣かれると親のストレスも爆発してしまいます。ゆっくり、のんびり過ごせる計画を心がけましょう。大人の感覚ではちょっと物足りないかな?くらいが結果的にちょうど良いものです。ホテルのチェックイン開始時刻と同時にチェックインできるくらいのプランがベストです。
周辺情報のチェックは入念に
そして、面倒だけど大切なのは目的地周辺の情報の入手です。観光スポット周辺は、住宅地とも田舎とも異なり、普段近くにあるようなお店が全く無いことも多々有ります。この3点だけは入念チェックし、情報を整理しておくことをおすすめします。
レストラン
トイレやおむつ交換台の有無、駐車場、ベビーベッドや座敷、キッズメニューの有無、営業時間などの基本情報はチェックしましょう。臨時休業などのイレギュラーに備えて、複数の候補を挙げておくことをおすすめします。大人の心理としては、ぜひ人気店で食事をしたいものですが、待ち時間の考慮も子連れ旅行には必要です。
病院
怪我や急な発熱に備えて周辺の医療機関はチェックしておきましょう。休日、夜間に子供の体調が悪くなるケースも多々あります。小児科の救急外来は大きな病院でもごく稀です。そのため少し離れていても、小児科の救急外来のある病院の連絡先はいくつか押さえておいた方がいいでしょう。
ドラッグストア
子供連れの旅行中はコンビニやスーパーよりも、ドラッグストアのニーズが高くなります。オムツ、離乳食、除菌シートやおやつなど、ちょっとした忘れ物や、少し足りなかったアイテムの補充には、ドラックストアが最適です。最近ドラッグストアの数は増えてきましたが、ホテルや観光地の周りには比較的少なく、観光スポットからホテルまでの経路におけるドラッグストアの有無は要チェックです。
小さい子供連れの旅行で想定できるトラブルについて
最後に、小さい子供を連れた旅行でありがちなトラブルについてお話しします。「こんなはずじゃなかった」と旅行中に後悔するよりも、旅行を計画する段階でスクリーニングを行うことをおすすめします。準備、持ち物は万全であっても、子供連れのトラブルはつきものです。やっぱりまだ早いか・・・と少し先延ばしするのも選択肢の一つです。十分に対策を立てて楽しい旅行にしましょう。
旅行中の発熱
いつもと違うことをしたり、たくさん遊んだ次の日に熱を出してしまう子供もたくさんいます。そういう場合は、よりスローペースな旅程を組んだり、あまりにも遠くへの旅行を控えるのも選択肢の一つです。
夜泣き
普段から夜泣きする子供は、ほぼ100%旅先のホテルでも夜泣きするといっても過言ではありません。まずはおじいちゃん、おばあちゃんの家に泊まりに行ってみたり、近場の観光スポットでお試し旅行を予定してみてはいかがでしょうか。夜泣きの有無で、旅の疲れ方も大きく変わります。いつもと違う環境で、子供も親もストレスが溜まってしまうと、イライラして楽しい旅行も台無しです。
乗り物酔い・乗り物内での大騒ぎ
いつもと違う電車、揺れるバスや船、飛行機などでの乗り物酔いは大丈夫ですか?楽しい旅行でテンションが上がって、睡眠不足になった場合は、普段乗り物酔いをしない子供でも調子を崩すことがあります。また、乗り物内や公共施設で大人しく過ごせるかどうか、この点も注意すべきポイントです。ちょっとした暇つぶしアイテムとして、シールブックや塗り絵などは小さい子供の気をひきつけるのに最適です。
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おねしょ
興奮しすぎた夜は、いつも大丈夫なはずなのにおねしょをしてしまった。なんてことも十分考えられます。ホテルや旅館の間取りはいつもと違います。トイレのシステムも家にあるものと大きく異なる場合もあります。おしっこに起きたはいいけど、寝ぼけたままでトイレの場所がわからず、粗相してしまった。なんてこともあるので夜中も注意が必要です。
最後に
せっかくの楽しい旅行です。まずは旅行中に発熱したり、怪我をしないよう、子供も大人も体調を万全に整える準備をしましょう。そして何より子供を第一に考えた旅先をチョイスし、旅程を組むことが大切です。うちの子供はいつから旅行に連れて行けるのか?子供が「行きたい!」といったその時こそベストタイミングです。それまでしっかり貯金をして、万全の体制で家族旅行を楽しんでください。
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