子連れの海外旅行はいつからできる?おすすめは何歳から?

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子供連れの海外旅行は、いつ頃から行くことができるのでしょうか。今年こそ子連れで海外旅行に行きたい!と思っているご家族も多いのではないでしょうか。でも、長時間のフライトに耐えられるの?周りに迷惑?とか、体調は崩さない?とか、悩みどころはたくさんありますよね。そんな子連れの海外旅行について、少し考察して見たいと思います。

 

子供にも向き不向きがある

うちの奥さんの弟の奥さん(義妹)がニューヨーク生まれ。今は結婚して東京に住んでいますが、ご両親がまだアメリカに住まれています。そのため、子供が生まれた時や年に1〜2回くらいは、アメリカに子連れで里帰りしています。もちろん旦那(嫁さんの弟)は日本で仕事があるので、奥さん1人で、2人の小さな子供を抱えてニューヨクまで行ったり来たりを何度も繰り返しているんですね。。

 

これを聞いた時、子供が海外旅行にいつから行けるかは、年齢で決まるのではなく、性格と慣れだ!と確信しました。3歳未満の子供を連れて、海外旅行に行くなんて、結構海外旅行経験のある私から考えると、ほんとありえないと思っていましたから。

 

でも、その奥さんに聞いてみると、特に周りに迷惑をかけたような経験はないみたいなんですね。こりゃすごい!それもそのはず。北南米や、ヨーロッパ方面に行く飛行機に乗った時、小さな子供なんて、見たことがなかったので、余計にその凄さを実感しました。

飛行機移動が最大の関門

子連れの海外旅行では、飛行機の移動さえクリアすれば、あとは現地での体調管理など、頑張ればなんとかなる要素ばかりなので、飛行機移動をまずクリアできなければ、子連れの海外旅行は難しいでしょう。

 

フライト時間はどのくらいなら耐えられる?

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まず、海外旅行に行く時、大体のフライト時間の感覚を知っておくことが大事です。下の表は、成田空港発着便の人気の海外旅行先までのフライト時間をまとめました。ヨーロッパやアフリカ、中南米はあえて載せていません。ハードル高いですし、ハワイがクリアできれば、あとはどこにでもいける気がしますから。

 

行き先/国名 フライト時間
ソウル/韓国 2時間30分
大連/中国 3時間15分
上海/中国 3時間20分
グアム 3時間40分
台北/台湾 3時間50分
香港 4時間55分
マニラ/フィリピン 5時間00分
セブ/フィリピン 5時間00分
ダナン/ベトナム 5時間30分
ホーチミン/ベトナム 5時間50分
シンガポール 7時間10分
ホノルル/ハワイ・アメリカ合衆国 7時間30分

※飛行時間は一例です

 

いかがでしょう?意外と長い?短い?感じ方は人それぞれだと思いますが、海外旅行にあまり行ったことのない方から見ると、思ったよりも長い時間飛行機に乗っていないといけない!と、思われたんじゃないでしょうか。

 

5〜6時間のフライトともなれば、大人でも退屈です。映画好きの私は最高の時間なんですけどね。とにかく、子供が長時間、大勢の知らない人がいる密室で、窮屈なシートの上でじっとしていられるようになるには、かなりの精神的な鍛錬が必要です。

 

そして、意外と忘れがちなのは、空港から、もしくは空港までの移動。フライト時間以外に追加される形になるので、この点も注意が必要です。

 

オススメの行き先は?

子連れの海外旅行でオススメの行き先を、飛行機の飛行時間から判断してみましょう。ちょっとしたアンケートを考えてみました。自分のお子さんについて、◯×でお答えください(経験から主観で考えたアンケートなので、鵜呑みにしないでくださいね、もちろん責任も負いかねますので・・・汗)

 

Q1 国内旅行で飛行機に乗ったことがあり、周りに迷惑をかけなかった

Q2 新幹線に2時間以上乗ったことがあり、じっと座っていられる。その間、泣いたり癇癪を起こしたことがない

Q3 国内旅行で、一日中一人で歩ける(ベビーカーを使用しない・抱っこ!とねだらない)

Q4 初めての場所、乗り物でも怖がらない

Q5 お腹が空いても、多少我慢でき、泣いたり不機嫌にならない

Q6 家で飛び跳ねたり、走り回ったりしない(1度注意すれば1日中我慢できる)

Q7 自動車、バス、電車などでよく眠る

Q8 私生活で、1週間以上癇癪を起こしたり、子ども自身のわがままで泣いたりしない

Q9 トイレは我慢せず、事前に一人で済ませることができる

Q10 映画は映画館でも家でも最後まで静かに見ることができる

 

 

いかがでしたか?

◯が5個以下・・・時期尚早、国内旅行で十分練習が必要なレベル

◯が6〜7個・・・グアムレベル、3時間程度のフライトであれば、周りに迷惑をかけず、子供連れで旅行が可能なのでは?

◯が8〜9個・・・セブ島レベル、5時間のフライトにチャレンジできるかも。フライト中は、ゆっくり寝ることも忘れずに

◯が10個・・・ハワイレベル、有名リゾート地へのチャレンジ時も夢じゃないかも。

 

 

うちの子は乗り物好きだから!は禁物

子供、特に男の子の多くは、2歳頃から乗り物に興味が出てくる子が多いですよね。乗り物好きの子供なら、遠い旅行先への移動も安心かと、高を括ると、大変な目に会います。

 

なぜなら、子供の場合、「乗り物好き=乗ることが好き」とは限らないからです。むしろそういう子供は少ないですね。大半の子供が、乗り物を見ることが好き、もしくは運転するのが好き(もちろん本物は運転できませんが)な子が多いという事実があるからです。

 

特に飛行機の場合、新幹線やバスとは異なり、景色を楽しむことはできませんから、子供にとって、非常に暇な時間になるわけです。さらに、離陸着陸といった、刺激満点、恐怖のイベントが待っており、このタイミングで萎縮してしまう子も多いようですから注意が必要です。

 

体調管理に気をつけて!

子供は思っている以上にデリケート。旅行ということで、興奮もするでしょう。体調不良になった場合、予定のキャンセル、という事態も想定する必要があります。何より大事なのは、子供の命。少し大げさですが、海外の旅行先で、薬を手に入れたり、医療機関を受診することは、かなり困難するレベル。海外旅行に慣れていたり、現地に精通している人でなければ、あたふたすること間違いなし。

 

なんでも食べられるようになってからが基本

海外旅行で、子供が何も食べられなかった。というのはよく聞く話。子連れの海外旅行はいつから行けるか?という質問に、年齢だけで答えるのは難しそうですね。家の食事、外食、ある程度のものを、好き嫌いなく食べられるようになってからが基本でしょう。素材、調味料、調理法が根本から違いますからね。

 

体調を崩さないための工夫

海外に行くと、空気や水、食べ物や気候が違います。子供にとって、この変化はかなりのストレスです。子供たち自身も、大いに旅行を楽しむべきですが、興奮状態にあるということは、体力を消耗しているということでもあるので、注意が必要ですね。旅行中に熱を出してダウン!なんてもったいないですし、そういった時の緊急対応は、なかなか難しいものです。子供の体調をキープする工夫や、持ち物のことを私なりにまとめてみました。

 

水は軟水を選ぶ

海外のミネラルウィーターの多くは硬水。一方で、日本の水は軟水です。体に入れるものは、普段の生活に近いものを選ぶようにしています。

 

マスクを常備する

ヨーロッパやアメリカの湿度はかなり低い。飛行機なども同様です。特に密室で大人数の人が乗っていますから、寝ている間だけでも、マスクをしておくといいと思います。大人の私でも、喉がやられますから、持ち物として忍ばせておいて損はないです。場所もとらず軽いですから、オススメです。

 

現地の気候は入念に調査する

現地の天気などの情報は、スマホで簡単に調べられます。心配な方は、旅行代理店の方にしっかり聞いておき、持ち物として持っていく服装も臨機応変に対応できるようにしておいたほうがいいでしょう。日本でも、近年は異常気象に悩まされています。世界に目を向けても、同じ現象は起きています。「例年は・・・」はあまり通用しないかもしれませんね。

 

移動は極力抑え、拠点をつくり行動する

理想としては、リゾート地でのんびり遊ぶ。観光地やホテルを転々とするのではなく、一箇所に留まり、その場所の観光を思いっきり楽しむ。という旅行もオススメですよ。海外の人には、観光地やリゾート地で、あえてダラダラ過ごす、というところにステータスを感じている人も多いようです。子供たちは、その方が楽しいかもしれませんね。建物なんかには興味ない子が多いですから。

 

食事は少なめ、あっさり系

日本食はあっさりしてますよね。日本で食べる洋食や中華料理も、海外の本場のものに比べて、かなりあっさりしてます。油や調味料、素材も異なるので、消化の良いものを意図的に選んであげる必要です。大人だけの旅行なら、現地のグルメをガツガツ食べるのも楽しみの一つですが、子供がきっちり栄養をとって、健康でいることが第一です。

 

最後に

今回、海外旅行に子供はいつから連れて行けるのか、というテーマでお話ししましたが、まとめると

・一概に年齢だけでは判断できない

・落ち着いて長時間飛行機に乗れることが基本

・フライト時間から判断する

・観光地を転々とする旅行は、小さな子供には禁物

・食事や持ち物で、子供の体力消耗を緩和する

結果的に、自分の子供がどういう性格をしているか、旅行慣れしているかなど、判断基準がいっぱいあります。3歳から、遠くの旅行先まで落ち着いて、周りに迷惑をかけずに移動できる子供もいれば、小学生でも、大騒ぎして、周囲に迷惑をかけてしまう場合もあります。

体調や性格から判断して、家族みんなで楽しめる海外旅行にしたいですね。

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