絶賛口内炎発生中の我が息子、6歳。口の中を見ると小指の先くらいの大きな炎症が!これは痛いはず。口内炎はただの炎症と違って、子供の私生活に大きな支障をきたします。意外と難儀な子供の口内炎について、原因と予防策、治療や病院の受診についてまとめました。
とにかく食べない!歯を磨かない!
子供が口内炎になった時、困るのは食事を取らないこと。固形物はもちろん、スープ類でも野菜の酸味が刺激に変わるため、まったくと言っていいほど食欲がありません。ひどい時は水分も摂ろうとしないため、親としては非常に苦戦を強いられます。
さらに困るのは歯磨きを嫌がること。虫歯のリスクは避けられませんから、無理矢理にでも口をこじ開けて…これは側から見ると拷問ですね。そんなことにならないためにも、原因と予防策を知っておきましょう。もし、口内炎ができてしまった場合、病院は何科を受診したら良いのか、どうすれば早く治るのか、事前に知っておいても損はありません。
子供が口内炎になったら病院は何科を受診すればいい?
子供の口内炎が長引いた時、早く治したい時は耳鼻咽喉科や口腔外科技おすすめです。軟膏を処方されるケースが多い印象です。しかし、口内炎に伴って食欲が無くなったり、発熱した場合は、迷わず小児科を受診させましょう。
口内炎の原因は?
病院の先生に聞くと、一概には言えないそうです。多くの口内炎の原因は口の中の衛生状態や栄養の偏りにあると言われていますが、感染症の疑いもあるためだそうです。考えられる要因を挙げてみましょう。
1.栄養の偏り
一般的に最も多いと言われている口内炎の原因で「アフタ性口内炎」や「潰瘍(かいよう)性口内炎」とも言われています。栄養の偏りの他、ストレスや疲れによる免疫力の低下、睡眠不足などが原因と言われています。数ミリメートルの白い潰瘍がほおの内側や舌、歯肉に発生します。ひどいものでは完治まで2週間以上かかるものもあります。
注意すべきなのは、広い範囲で口内炎が発生していたり、繰り返し高い頻度で口内炎が発生する場合です。単なる栄養の偏りや、疲れなどではなく、ベーチェット病など、他の病気の一症状である可能性も否めないため、病院で診察した方が良い可能性もあります。
2.口内の衛生状態の悪化、怪我
上記の原因ともリンクしていますが、そのきっかけを作るのが口の中の怪我です。歯並びの悪い子供が増えており、ほおの内側を誤って噛んだことがきっかけで、口内炎が発生する場合もあります。そういう時は、歯磨きはもちろん、うがいをこまめに行うなど、口の中の衛生状態を清潔に保つことも重要です。口内炎が痛いからといって、うがいや歯磨きをサボると、口内炎の原因となる雑菌が増えてしまいます。口の中の傷が原因で発生する口内炎のことを「カタル性口内炎」というようです。
3.感染症に罹患した
今までの2点が口内炎の主な原因ですが、感染症が原因で口内炎が発生することがあります。その中でも、ヘルペス性口内炎や手足口病、ヘルパンギーナが有名です。
ヘルペス性口内炎
ヘルペスウイルスに感染した人の唾液の飛沫などが子供の口内に入ることによって感染します。
手足口病
生後6か月くらいの乳幼児から、6歳くらいまでの子供がかかりやすいウイルス性の病気です。口、のどの奥まで口内炎が広がり、激痛のため水分や食事の摂取が困難になります。実際に私も子供の手足口病が写ってしまい、数日間とても苦しみました。手足にも発疹ができ、大人の場合は激痛が走ります。
ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナは夏風邪として有名です。小学生になると、罹患する可能性も低くなると言われていますが、幼稚園、保育園に通う頃の子供たちがよく発症する印象です。一般的な口内炎とは違い、口の中に水泡(水ぶくれ)ができる病気で、合わせて喉に炎症ができるため、食べ物の摂取が辛くなるのか特徴です。
子供の口内炎の予防策とは?
子供も親も辛い口内炎。予防や治療はどうしたらいいのでしょうか。しっかりと栄養素の高い食事をとり、こまめな水分補給、十分な睡眠が重要です。
口内炎予防にオススメの食材
牛乳・卵・納豆・ブロッコリーなどビタミンBが豊富な食材をたくさん食べること重要です。より痛がらない、シミにくい食材は、ヨーグルトもオススメです。
最後に
注意していてもできてしまうのが子供の口内炎。口内炎ができている間は、食事や歯磨きが大変ですが、子供の食生活や、生活習慣を見直すべきサインと考え、今一度生活のリズムを見直してみましょう。生活に支障をきたす場合は、医療機関への相談もオススメです。
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